さすがにそれは訂正したかったけど、口止めされてるから、黙って聞いてるしかなくて。
でも、それよりもなによりも。
一番驚いたのは、ひびきが泣いてたこと。
「……大丈夫だよ、ひびき。
きっと、なにかの間違いだって」
泣きじゃくるひびきを、周りの子たちが慰めてる声が聞こえてくる。
あたしは自分の席で、菜々美にささやいた。
「ねぇねぇ、ひびきって、雄太のこと好きだったの?」
すると、菜々美もささやき返してきた。
「うん、かなり積極的にアプローチしてたみたいよ。
ただ、雄太の方はあいまいにかわしてたみたいだけどね」
「ふぅん、そうだったんだ……」


