黒縁メガネ男子に恋してる


「もう誰かに話した?」


「え、えーっと」


俺らのことって……、あたしと智哉が付き合うことになったことだよね?


「菜々美と真喜子には、メールで伝えたよ」


「そっか」


「あの……、ダメだった?」


ちょっぴり不安になって聞くと。


「いや」


ニッコリ微笑まれ、別の意味でドキドキする。


智哉、いつもクールだから、たまに見せる笑顔って破壊力あるんだよね。


うれしいんだけど、心臓に悪い。


すると智哉は、さらに顔を寄せてきて、聞いてきた。