『えぇっ!?
私、もうとっくにふたりは付き合ってるんだと思ってたよー!』


ハァ?


もう付き合ってると思ってた、って……。


真喜子、マジで?


あー、でも……。


真喜子がそう勘違いしても、しかたないようなことは、いくつか思い当たる。


週末、真喜子と一緒に遼子さんに会いに智哉の家に行ったとき、あたし、智哉とふたりで昼食作ったりしてたし。


でも、勘違いされてたと思うと、なんか照れくさい。


まぁ、実際に付き合うことになったんだから……、いっか。


えへへ……。