黒縁メガネ男子に恋してる


前に、真喜子と並んで座ったベンチに、今日はひとりで座る。


――ハァ。


ため息をついて、ミルクティーをひと口飲んだ。


こんなこと、初めて。


中学のときは、いつも誰かがそばにいた。


あたしはいつも、輪の中心だった。


男子からも女子からも人気があって、ひとりになんて、周りがしてくれなかった。


それなのに、今は、ひとりぼっち。


“普通”を目指した結果が、これ?


髪を切って、メイクを薄くしたら、とたんにモテなくなったし、友達も減った。


自信に満ちあふれていた、あの頃のあたしは、どこに行っちゃったんだろ?