黒縁メガネ男子に恋してる



翌日の昼休み。


「真喜子ー、ちょっとこっち来て、見てくれるー?」


菜々美と3人でお弁当を食べてると、衣装係の子がふたり、真喜子を呼んだ。


もう昼食は済ませたようで、型紙と布を机に広げてる。


「あ、今、食べ終わるから、ちょっと待っててー」


真喜子は慌てて残りのご飯をかきこみ、お弁当箱を片付けて、席を立った。


今日は朝から、休み時間ごとに、真喜子は衣装係の誰かに呼ばれてる。


やっぱり、あのスカートを縫うのは、結構大変みたい。