「ハハハ、そうなんだ」
ひびきらしいね……。
苦笑いしてると、彼女たちは口々に真喜子をほめ出した。
「でも、真喜子がいてくれて、ホント助かったよー。
これ作れなかったら、絶対ひびきに文句言われてたと思うもん」
「ホントだよねー。
あたしたちだけだったら、どうやって作っていいか、わかんなかったし」
「うんうん、ホント、真喜子、すごい!」
みんなにほめられて、真喜子は、困ったように、顔の前で手を振る。
「えー、全然そんなことにないよ。
私は、ただ、こんなふうに太ってるから、既製品だと、なかなかかわいいデザインの服が着れなくて、しかたなく自分で作ってるから、できるだけで……」
「えー、自分で服作れるって、マジすごいじゃん!」
「そうそう!
けど、真喜子、最近やせたじゃん?
今なら、既製品でも十分入るんじゃないの?」


