黒縁メガネ男子に恋してる


「だれかが、金がねぇーって言ったとき、雄太が、またいいバイトしたい、みたいなこと言ったんだよ。
でも、なんのバイトか聞いても、笑うばっかで最後まで白状しなかったんだ」


「へぇ、なんか雄太らしくないね。
そういうの、自慢したがるヤツなのに」


「あぁ、俺もそう思った。
だから、なんか、ある、と思うんだ。
ま、もう少し探ってみるよ」


「うん、よろしくね!」




そうこうするうちにサンドイッチができ、真喜子と遼子さんも下におりてきた。


4人でお昼を食べ終えると、あたしと真喜子は智哉の家をあとにした。


そのまま、自転車で河川敷に向かう。


今日もジョギングするのだ。