「ええっ!? 綾華ちゃん、いいの?」


「もちろん!
ダイエット、絶対成功させようね!」


「うん! ありがとう!」


真喜子は、感動して目をうるうるさせてる。


「がんばろうね!」


真喜子の両肩にポンと手を乗せると、「うん」とうなずいた真喜子の目から、ポロッとひと粒涙が落ちた。


「あらあら、大丈夫?」


遼子さんが優しく、ティッシュで真喜子の目元をふいてくれる。


遼子さんに励まされてる真喜子から、ふと、智哉に視線を移すと……。


智哉は、リビングの隅にある、仏壇を見ていた。