「態度を改めなきゃならないのは、ひびきたちの方だよね? それなのに、なんでひびきたちは、なんにもしないのに、 真喜子がダイエットしなくちゃならないの? そんなの、理屈に合わないよ! だいたい、真喜子はすごく性格のいい子なんだよ? 真喜子が変わらなきゃならないとこなんて、ひとつもないよ! 変わるべきなのは、ひびきたちの方! 違う?」 言いたいだけまくし立てて、智哉の顔を見ると。 「まぁな……」 智哉は、やけに大人っぽい表情で、あたしを見た。