「あたしは遼子、智哉の叔母。よろしくね。 で、真喜子ちゃん、ダイエットしたいんだって?」 親しげに話しかける遼子さんに、 真喜子も緊張をとき、「はい」とうなずく。 すると、遼子さんは、内緒話を打ち明けるように、真喜子に体を寄せた。 「実はね、あたし、若い頃、今より10kgも太ってたの」 「「えぇーっ!?」」 思わず叫ぶと、真喜子とハモッた。 遼子さんは、驚いているあたしたちを交互に見て、「ホントよー」と笑う。 「その頃はあたし、今の真喜子ちゃんより、ずーっとおデブだったんだから」