悪い予感は当たった。 真喜子は、そのファッション誌をすばやくサブバッグに入れた。 万引きする気だ! 真喜子は、固い表情で、本屋の出口の方に速足で歩いてくる。 と、その後ろから、エプロンをした店員らしきおじさんがついてくるのが見えた。 ヤバいっ! このままだと、真喜子、つかまっちゃう! あたしは、とっさに本棚の間から飛び出した。 パッと、真喜子の目の前に立ちはだかる。 突然現れたあたしを見て、真喜子は目を大きく見開いた。