と、あたしはさっきのことを思い出して、あたりを見回した。 ひびきたちの姿はない。 「真喜子、もう帰るとこ?」 「うん」 「じゃ、一緒に行こっか」 「うん!」 嬉しそうに微笑んだ真喜子にうなずきかけ、あたしは先に駐輪場を出た。 駅からあたしたちのうちまでは、自転車で12,3分。 そのあいだに、真喜子からひびきたちのことを少し聞き出してみよう。 並んで走りながら、あたしは真喜子に話しかけた。