「仙道さん、いいですか?」 体育祭実行委員の彼女は、あくまでも落ち着き払った態度。 この状況で、その落ち着きっぷり、あたしにはとうていマネできないよ。 もう、断ることなんて、絶対できない雰囲気だ。 「……わかりました」 あたしは、しかたなく、小さくうなずいた。 でも。 あーぁ、もう、どうしよう……。 こうなったのは、全部あんたのせいよ! あたしは、思わず、智哉の後ろ姿を、にらんだ。