「…ごめんっ!!」

「あっ…べっ別に…」

我に返った晴太くんが必死に謝る。


「俺、ダメだな(笑)」

苦笑いの晴太くん。

「何が?」

「俺、思ったこと実行しちゃうんだよね…」

「そうなの?」

「今だって、歯止めがきかなかった。抱きしめたいって思ったら、抱きしめちゃうから…」

本人はすごく気にしていることだったみたい。
晴太くんには悩みなんてないんだって、勝手に思ってた。

「…あたしは、そんな晴太くんでいいと思う。やりたいって思ったらやるなんて、あたしには絶対できないことだから…。さっきの告白…だって…すごく…すごく…勇気が…///」

一人赤面してしまう。
晴太くんを励まそうとしただけなのに、なんで赤面…///

「雫ちゃん…励ましてくれるのは嬉しいんだけど…逆効果なんだけど///」

晴太くんも赤面してしまっている様子。

「ごっごめん…」

お互いに照れてしまって、会話がなくなってしまった。

「あ…」