安奈はあたしの後ろの席。
安奈が一生懸命仮入部届を書いてる間
あたしは隣の席の子のを見ていた。
そしたら
「吹奏楽部」って書いていて、
あたしは思わず声をかけた。
「ねえ! 勝手に見たんだけど吹奏楽入るの? 」
「一緒? なら、今日の体験一緒に行こ! 」
「ありがとう‼ 」
「紗彩、良かったじゃーん」
「うん。嬉しー! 」
いい人たちばっかりで、本当良かった…。
「紗彩? 行こっ」
「あぁそっちか! まだわかんないや~」
さっきの子に連れられて体育館に行く。
「蘭って呼んで! 」
「え? 」
「名前、蘭っていうから」
「オッケー」
「紗彩って勝手に呼んじゃってたね」
「いいよそんなのー」
蘭は自分のことを名前で呼んでて
すごく可愛い。
