「綾香‼ 」
「あれ、紗彩おはよー」
今日はちょっと寝坊したから
いつも遅刻ギリギリの
綾香よりも遅かった。
廊下を歩いていた綾香に
やっと追いついた。
「あれ? 今日は元気そうだね」
「だから、いつも元気だって」
「やっぱり、何かあったんでしょ」
綾香は鋭い。
変化に気づいてくれるのは
嬉しいんだけど…
「…大丈夫だよ」
「まっいいことあったみたいだし? 」
「なんでよ? 」
「顔がニヤついてるぞー」
「‼ 」
「じゃあねー」
昨日のことを思い出して
自分でもわかるくらい
顔が赤くなる。
…ほんと鋭いんだから…
