「これがチームワークだ、この野郎」

着地。
したところに、悠月が飛びかかってきた。支えきれずにふたりで倒れ込む。

その光景を見て笑っていた健介も春風も、正体がばれてふてくされる陸も、五人全員で集合する。

「五人揃ったのはいいけど、俺たちの五つでパワーストーンも揃ってしまう」

哲平の震える手の上に、悠月が自分のそれを置いてくる。

「悪魔の親玉をやっつけちゃえばいいんでしょー?」

そこに健介も差し出して

「そうだな、どの道奴らのも取り返さなくちゃならない」

春風も手を伸ばす

「協力すれば、きっと叶います」

陸が渋るので、悠月が逆の手で引っ張ってきて

「分かったよ。世界平和のために」

五人、手を重ねた。

輝く太陽はいつまでもキラレンジャーを照らしていた。



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