「五人で力を合わせて・・・ね、そうでしょ? ブラックナイトさん」

近寄ろうとすると、彼は荒々しく地面を叩いた。

「うるさい、俺に構うな!」

びくっとした悠月に一瞬歯がゆさを見せて、ブラックナイトは消えていった。

「みんな・・・がんばろうよ」

悠月は肩を落とした。

真っ赤な夕日は静かに沈んで、やがて夜闇を連れてくる。



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