「悠月ちゃん!」
「東! 飛び出してきても、なにも解決・・・」
「今度は、あたしたちが守るよ! ブラックナイトさん!」
ふたりの声は重なっていたが、最後まで聞けずに飲み込まれてしまった。
春風は震えが止まらない。
「やいレモンティ! ふたりを返しやがれ!」
哲平が剣を構えて突進する。
後ろに、健介と日向子もいる。
「フルーレティ!
奴らは異世界だ、あとでじっくり料理してやろう!」
「やめろ哲平! 助け方が分からなくなるぞ!」
「うるせえ! こいつを倒せば魔術も解けるだろ!」
熱血漢はいいけど、後先考えない行動はちょっと難点だな。
「レッドフレイムシュート!」
「ええ、もう攻撃してくるの!? 卑怯だああああ」
いきなりの必殺技、ブラックナイトから受けたダメージで避けきれないまま、悪魔は浄化される。
綺麗に着地すると、春風を自由にしてやる。
双子は抱きついて慰め合った。
「ごめん、私が悪魔に捕まったせいで・・・」
「日向子ちゃんのせいではないけど・・・悠月ちゃんが・・・」
「いや、それは哲平のせいだ」
フルーレティが消えてもふたりは戻ってこない。
どうするんだよ、と健介からすごい非難の視線。
「東! 飛び出してきても、なにも解決・・・」
「今度は、あたしたちが守るよ! ブラックナイトさん!」
ふたりの声は重なっていたが、最後まで聞けずに飲み込まれてしまった。
春風は震えが止まらない。
「やいレモンティ! ふたりを返しやがれ!」
哲平が剣を構えて突進する。
後ろに、健介と日向子もいる。
「フルーレティ!
奴らは異世界だ、あとでじっくり料理してやろう!」
「やめろ哲平! 助け方が分からなくなるぞ!」
「うるせえ! こいつを倒せば魔術も解けるだろ!」
熱血漢はいいけど、後先考えない行動はちょっと難点だな。
「レッドフレイムシュート!」
「ええ、もう攻撃してくるの!? 卑怯だああああ」
いきなりの必殺技、ブラックナイトから受けたダメージで避けきれないまま、悪魔は浄化される。
綺麗に着地すると、春風を自由にしてやる。
双子は抱きついて慰め合った。
「ごめん、私が悪魔に捕まったせいで・・・」
「日向子ちゃんのせいではないけど・・・悠月ちゃんが・・・」
「いや、それは哲平のせいだ」
フルーレティが消えてもふたりは戻ってこない。
どうするんだよ、と健介からすごい非難の視線。



