聖石戦隊 キラレンジャー

「はは、威勢だけはいいようだが、そんなこと言えるのもここまでだ! まずは貴様のパワーストーンをよこせ!」

フルーレティが指差すと、闇がこちらに向かってくる。

「きゃあーっ」

と、春風の前にブラックナイトが現れ、風を張ってバリアを作る。闇は相殺される。

ブラックナイトは舌打ちした。

「なんて無様なんだ、情けない」

「ご、ごめんなさい・・・」

「なに、キラレンジャーはもう5人いたのか!」

彼はため息をついてから立ち上がる。

「勘違いするな。俺に仲間なんていない」

言いながら、しかしキラアームを取り出した。
ハイパワービームガン。
連続でフルーレティに向かって撃つ!

「強いんですね・・・」

「あんたたちが弱すぎるんだ。
 もっと自覚を持て、努力しろ」

攻撃はやめず、フルーレティは避けながらも大きくジャンプした。

「強敵は隔離するに限る!」

大きな闇がブラックナイトに襲ってくる。

「逃げてみろ、キライエローが闇に飲み込まれるぞ!」

フルーレティは嘲笑った。

ブラックナイトは歯を食いしばるが、確かに逃げることはできない。

打ち消せるか、考えていると、横から誰かがかぶさってきた。