聖石戦隊 キラレンジャー

「逃げろー!」

「いや、建物内のほうが安全・・・」

「助けて!」

人々は大混乱。

追い打ちをかけるように、魂を奪われる者もいた。パワーストーンを探しているに違いない。

「行くぞ」

哲平の合図に、悠月と健介が頷く。

「聖石、チェンジオン!」

 キラッ。


「そこまでだ悪魔ども! 永遠の絆 キラレッド!」

「愛する世界のために キラピンク!」

「天翔ける光 キラブルー!」

決めポーズもばっちりだ。

雑魚たちはキラレンジャーを前に一瞬怯んだが、すぐに飛びかかってきた。

「悠月、お前は街の人たちを避難させるんだ!」

「分かったー」

そう言って彼女が一歩下がったときだった。

緑の風が雑魚たちを包み、かき消す。

大勢いたのに一瞬で消滅した。