「聖石、チェンジオン!」
右手を思い切り前に伸ばしてから胸に当てる。
変身の呪文だ。
自分の特性、桜吹雪が・・・出ない。
「あ、あれ・・・?」
変身できない。
「呪文、なんだったかなぁ」
こめかみ辺りに人差し指を置いて、首をかしげる。
「はは。愉快なお嬢さんですね。
ではこうしましょう。
おとなしくパワーストーンを渡して頂ければ、命までは奪わないでおきますよ」
「本当? あ、でもダメだよ。パワーストーンはあげられないよ。
哲平くん呼んでくるから、ちょっと待っててもらえる?」
「そんな我儘が通るほど、人生甘くはないのですよ!」
そう言って、デモゴルゴンは魔術を放った。ビーム状の闇が悠月に襲いかかる。
「ひゃあっ」
避ければ避けたところにまた闇が押し寄せる。
そうやってどんどん追い詰められて、気付くと背中は壁。ちょっと大ピンチ。
デモゴルゴンは容赦なく闇を撃ってくる。
ぐっと目を瞑った。
右手を思い切り前に伸ばしてから胸に当てる。
変身の呪文だ。
自分の特性、桜吹雪が・・・出ない。
「あ、あれ・・・?」
変身できない。
「呪文、なんだったかなぁ」
こめかみ辺りに人差し指を置いて、首をかしげる。
「はは。愉快なお嬢さんですね。
ではこうしましょう。
おとなしくパワーストーンを渡して頂ければ、命までは奪わないでおきますよ」
「本当? あ、でもダメだよ。パワーストーンはあげられないよ。
哲平くん呼んでくるから、ちょっと待っててもらえる?」
「そんな我儘が通るほど、人生甘くはないのですよ!」
そう言って、デモゴルゴンは魔術を放った。ビーム状の闇が悠月に襲いかかる。
「ひゃあっ」
避ければ避けたところにまた闇が押し寄せる。
そうやってどんどん追い詰められて、気付くと背中は壁。ちょっと大ピンチ。
デモゴルゴンは容赦なく闇を撃ってくる。
ぐっと目を瞑った。



