「安心するが良い。まだ命もパワーストーンも奪ってはおらぬ」
「ほんとはさっくり殺してやってもよかったんだけどさ」
ルシファーの神経を逆撫でする発言に健介が飛び出す。
「お前らは人の命をなんだと思ってるんだ!」
「健介くん!」
「やめろ健介!」
悠月が呼ぶのも、陸が止めるのも間に合わない。
ルシファーは高らかに笑ったかと思うと、一瞬で消え、剣を突き付ける健介の背後に現れた。
そのまま後頭部を叩きつける。倒れた健介に手をかざすと、闇に囲われてしまう。
まるで見せしめのように無惨に足元に転がした。
「人間のヒーローもこんなもんなの? つまんねー」
ルシファーは嘲笑う。
「そう言うな。必死になって可愛いではないか」
サタンも高みの見物。
傷付き、意識を失っている健介、春風。
残された哲平、悠月、陸は慄然としていた。
これまでの悪魔とは段違いだ。
これが、悪魔の王。
チームワークでどうにかなるものにも思えない。このままじゃ確実に・・・
殺される!
* * *
「ほんとはさっくり殺してやってもよかったんだけどさ」
ルシファーの神経を逆撫でする発言に健介が飛び出す。
「お前らは人の命をなんだと思ってるんだ!」
「健介くん!」
「やめろ健介!」
悠月が呼ぶのも、陸が止めるのも間に合わない。
ルシファーは高らかに笑ったかと思うと、一瞬で消え、剣を突き付ける健介の背後に現れた。
そのまま後頭部を叩きつける。倒れた健介に手をかざすと、闇に囲われてしまう。
まるで見せしめのように無惨に足元に転がした。
「人間のヒーローもこんなもんなの? つまんねー」
ルシファーは嘲笑う。
「そう言うな。必死になって可愛いではないか」
サタンも高みの見物。
傷付き、意識を失っている健介、春風。
残された哲平、悠月、陸は慄然としていた。
これまでの悪魔とは段違いだ。
これが、悪魔の王。
チームワークでどうにかなるものにも思えない。このままじゃ確実に・・・
殺される!
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