「和也、いつまで寝てるん?もう昼の2時になっとるよ!」  和也とは僕のことである。休みが長いとついつい遅くまで寝てしまう…、困ったものだ。 「お〜、もう起きたけん今からご飯食べる〜。」       「お母さんもあんたに時間合わせるとキツかー!」      「ゴメン、ゴメン。そげん怒らんでよ。」         少々いらついている母を宥めながら僕は昼飯と思われるそうめんに箸を入れていた。