「って…誰にも届かないけど…」

「俺には届いたよ」

急な声にびっくりしてあたしは肩があがった

ふりかえるとあたしのいる場所から少しはなれたところにある給水タンクのところに
男の人が一人座っていた

「届いたよ?俺だけどさ、誰にも届かなくないじゃん」

3mくらいあるところから軽くジャンプ

そして彼はあたしに近づいてきた

誰もいないと思ってたのに…

「ね?」