「だったら、俺のこと頼って良いんだからな」

「あ…ありがとうございます」

悠哉さんの優しさに触れたら心の奥でキュンってなっていく

頭をぽんぽんっとされた瞬間に涙が溢れてきた

「えっ、ごめん」

慌てる悠哉さんに対して早く泣き止まなきゃと思って涙を拭うけれど止まらない


「どうかした?」

いつもと違って余裕のない悠哉さんに対して申し訳なく思えた


「悠哉さんのそばにいたい」


ポロッと言う気もなかった言葉が溢れてしまって、言った瞬間に後悔が押し寄せてきた


チラッと悠哉さんを見ると天井を見ていた

「俺のこと好きみたいな?」

ふと聞かれたストレートな言葉に心の奥で心臓が鳴る


「…はい」

頭が真っ白になって素直に答えるしかなかった


「素直すぎて、こっちが恥ずかしい」

悠哉さんが笑いながら頭を撫でてくれてその優しさに心が温まった気がした