悠哉さんの後についていくとホテルの最上階のバーだった
高そうだな…と思いながら店内を見回していた
「最近、俺のこと構ってなかったね」
悠哉さんに急に話をふられ焦った
「あっ、すいません」
「俺、真矢がいなきゃダメなんだけど」
真矢がいなきゃとか…
恥ずかしすぎる
「何言ってるんですか、彼女いないんですか?」
「いないよ、真矢ちゃんは?」
「いないですよ」
「雅樹ばっか構ってるから付き合ってるんだと思った」
「あり得ないですよ」
即答で返事をするもんだから、悠哉さんは店に響くぐらい笑い始めてしまった

