晃さんが帰ってすぐに悠哉さんがやって来た


「真矢ちゃん、頑張ってるね
 雅樹だっけ?次の担当」

久しぶりに見た悠哉さん

テレビに出てるのは何度か見たけれどちゃんと会うのは前回のシングル以来


「はい、初シングルなので悩んじゃって」

「そっか」

私の机の上の楽譜を見ながら微笑む


「最近、俺のことなんて忘れたでしょ?」

「そ…そんなことありません」

「どもってるし」

笑いながら1つの楽譜を持ち上げた


「これ、良い気がする」

そう言われたのは私の中でもベストの曲

「あとは、もう少しサビの初めメロディー足したら良いかも」

そう言われて、良いかも…
と思いすぐさま作り始める