「今から会える?」 久しぶりに言われたその一言は 今までと変わることなく私を戸惑わせた 「無理」 なんて言えないけど 言いたくもないけど やっぱり私の心は 「うん」 この言葉しかなくて 迷う自分なんて少しもないことが悲しくて 「今から行く」 そう聞こえてすぐに電話をきる そしてすぐに家に向かう準備をする ふと雅樹の顔がぼんやりと浮かんだ でも もう、作らなきゃいけない曲のことなんて 忘れていた それは、作曲家として いけないことだとわかっていても