20分ほど経つとダンススタジオに着いた
入り口にはたくさんの人だかり
報道陣だろう
カメラなどを持っている
ここで雅樹は語るのだろうか
晃さんは入り口からは遠い場所に立ち
もうすぐ来るであろう雅樹を待っていて
私は晃さんの後ろで立っていた
30分ほど経つと1台の車が入り口に来た
「来たか…」
晃さんはそう呟くと私の手をひいて入り口に近づいた
しかし車の近くは報道陣が群がり近づけず
道路の反対側にある階段のところに向かった
運転手がドアを開けると雅樹が出てきた
サングラスをしている雅樹はいつもと雰囲気が違う

