「雅樹とずっと仕事していく気がないなら突き放してやってくれ」
雅樹を突き放す…?
雅樹ともう関われないってことか…
「雅樹は私にとって兄弟みたいなもんなんです
雅樹のために生きていくのは嫌だとは思いません
むしろ、雅樹のためにこれからもずっと曲を作っていきたい
でも、私は雅樹をアーティスト抜きで好きになることは出来ません」
晃さんの顔を見ながら想うまま出た言葉は真実
その言葉に晃さんが困った笑みを溢したのを見て自分の愚かさに嫌気がした
「ならば、アーティストとして雅樹の側にいてくれ」
そう言われると飲もうかと言われてその後は普段の話しかしなかった

