シングルのコンセプトは

『ファンのために』

それを元に全て新曲を入れることになった

また今回は1曲雅樹も作ることになり、大きな反響を受けそうだ

「それじゃ、頼んだよ」

晃さんの言葉で終了を迎えた


終わった瞬間にマネージャーさんと雅樹が出て行こうとする

忙しいのだろう…


「あのっ…」

私はその2人を呼び止めた

振り返り睨みをきかせるマネージャーさん

「今回はすいませんでした」
深く頭を下げて誤る

「こちらこそ、すいませんでした

 雅樹の責任みたいですし、今後も曲よろしくお願いします」

そう言うと部屋を出て行こうとした


すると、晃さんは笑いだした

「本当に林は雅樹が好きだな」

ニヤニヤしながら話す晃さんを林さんは困ったように見つめる

「当たり前でしょう?」

そう言うと本当に出て行こうとした


しかし、雅樹は部屋で立ったままだ

マネージャーさんも心配そうな顔をしている