「ふふっ、わかってるよ!

 ベースじゃないやつか…
 んじゃどうしよう…」


「いや、本当に会えただけで嬉しいです」

キョロキョロしているHIROさん
何だか悪い気がする


「ん…、でも曲好きって本気で言われたの初めてだし、何かあげれたら良いんだけど」

HIROさんはバッグをあさりだした


「何かないの?真矢ちゃん」

YAMATOさんに聞かれるけどなかなか思い付かない


「んー、

 強いていうなら、HIROさんの才能」

そう言うとみんなに凄く笑われた

結構本気なんだけどな…


「真矢ちゃんに渡す才能なんて無いよ
 むしろ、俺が欲しい」

HIROさんにそう言われると
本気で嬉しくなる