若干ニヤニヤしていると

「真矢ちゃん、HIROに会いたいって言ったんだよ 」

YAMATOさんがニヤニヤしながら教えた


「まじ?」

そう聞かれ、大きく頷く

「抱きしめとこうか?」

「え、」

完全に頭がフリーズしそうなことを言われた気がする

戸惑いながら、固まった

その姿を面白そうに見ているHIROさんは完全に女慣れしていると感じた


「うそうそ、何か欲しいものとかある?」

笑いすぎて半泣き状態のHIROさんが聞いてくる


「欲しいものですか?」

「ベースの何かとか?」

ベースとか、高すぎるし…

「いや、私はHIROさんの作った曲好きで」

「今完全に俺のベース拒否られたよね?」

その言葉に慌てて首をふった