「メールですか?」 朝のメールのことだろう 私的には普通に送ったつもりだったんだけど、何か違っただろうかと今すぐにもメールを見返したくなる 「雅樹のことか?」 「雅樹ですか? いや、雅樹のことはもう大丈夫です」 雅樹のことなんて、正直もう心配していない 雅樹にも言われたし、考えたってもうどうしようもないとわかっているから 「んじゃ、どうしたんだ、いつもの真矢じゃない いつもだったら1週間あればある程度進んでるのに全くだし、メールも変だし、」 見つめられる視線に気まずくなる