一通り食べ終わるとYAMATOさんは満足そうにしていた
それはいつもテレビで見ている雰囲気とは違っていた
オフモードというやつだろうか、何かゆったりしていた
そんな風に観察していると、バッチリ目が合った
「どうかした?」
「いえっ、何も」
YAMATOさんといると慌てることが多い
緊張しているんだろうか
そういえば…
とYAMATOさんは喋りだした
「前も言ったけどさ、真矢ちゃんの曲好きなんだよね」
私を見つめながら話す様子を見る
やっぱりアーティストのオーラが出ていて
カッコ良くて、人気があるんだろうな…と思えた
「ありがとうございます」
YAMATOさんの微笑みを見て胸がキュンとなる

