「え?」

「ん?どうかした?」

微笑みながら納得したような顔をするYAMATOさんを見て唖然とする

「いや、駄目ですよ
 高いですし、そんな見てただけですから」

慌ててブレスレットを取ろうとすると

「駄目」

YAMATOさんは私の手を掴んで止めた

「俺があげたいからあげるの
 もらって」

「えっ、でも…」
そんなことを言われても困る…

「いつか、俺にも何かちょうだい」

「あっ、はい
 本当にありがとうございます」

「いーえー」

凄く笑っているから、いつか必ずお返しをしようと決めた


袋にケースももらい
感謝しながら店を出た

そして、帰ろうかと車へ向かった