妹婚約者




「なんですか、太樹」

「あーら、不機嫌(笑)」

「うっせぇ…」

「…会長、口調。…で、朝倉さんは…秘書ってどうですかね?」

「秘書?誰の」



涼さんは眉間に少しシワをよせて、広瀬先輩に聞いた、



「流石に専属にはしませんよ(苦笑)僕も嫌ですし…ね?」

「じゃぁ…」

「雑用と言う名の秘書…ってところですかね」

「フッ…さすが太樹」

「んふふ、どーも♪」


そういって広瀬先輩は去って行った。