妹婚約者





「桜」

聞き覚えのある声が私の名前を呼んでいるのに気が付き、後ろを向くと


「クスッ…緊張してますね」



ニコニコと笑っている涼さんがいた。

「涼さん…?」

「はい?」

なんか…今日は機嫌がいいんですか…?


ずっとニコニコ笑っている涼さん

すると、何を思ったのか涼さんは私の頬に手を持ってきてつまんだ。