数日後・・・・・------。 「今日も・・・・工実はサボりか?」 間延びした先生の声が教室に響く。 「先生!あの子、また図書室行っとるで。 ほんま、アカン子やわ~。先生も弟になんか言ったれや!」 一番前の私が先生に耳打ちする。 「知らねーよ。凜子、仲いいんだろ。 お前が言えっての。」 そんなこんなで古典の授業が始まる。 あーあ、工実、成績落ちるで~。 そう思いながら図書室の方を向いた。