50分の授業が終わると、私はおもむろに席を立ち、 図書室へ足を運んだ。 ほかの授業なんて面白くない。 だから、いつも図書室に身を隠す。 何故かって? 森先生も図書室に足を運ぶから・・・・・・ 古典の授業の勉強のためなのか時々図書室を訪れる。 「今日は来るのかな・・・・・?」 そんな淡い思いを抱きながら 3階への階段をのぼった。 でも これがアイツとの出会いだった。