「めんどくさ…。」
そう思いながら顔を上げると相良秋都と目が合った。
うん…? 何か言ってる。
アイツは口を大きくあけながら口パクで、
ば………か……
うん!?
ばか!?バカ!?
「なっ何なのよっ!!あんたの方がバカでしょうが!!!」
ありえない!
「吉井!誰に向かってバカと言ってるんだ!?」
「げっ!」
そこには再び登場!?の佐藤先生がいた。
「すっすいません…。」
うつむきながら席に座った。
あれもこれも全部アイツのせいよ!
睨みながらヤツを見ると、ヤツは笑いを噛み締めるようにお腹を押さえていた。
ムカつく!
ムカつくムカつく!!!
