「起きろ」 「煩い!誰や?」 俺は一人暮らし。 なのに 「アホ面やな」 おい俺をアホ面て 「違う?」 「お前」 漆黒の長い髪につり上がり気味の目、鼻筋は通り唇は赤く妙に官能的。 並外れた美人。 真っ白のワンピースが似合って。 が何で? 「私は貧乏神」 貧乏神?美人やのに残念 「病院は…」 「何ゆうてんの。貴方に憑いてる貧乏神や」