「ママ綺麗だね」


「そうだな」


「一番綺麗なお星様になるね」


これからは淋しくなったら星を見上げて酒を飲むか。


「嘘が下手な亭主でごめん」


『絶対に死なない』


こんな嘘でもつき続けていたらいつか本当になるような気がしてた。


「綺麗だよ」


そっと口付け


『また小鼻が』


何処からか君の笑い声が…





*END*




【800文字で三題噺:リップ·星·嘘】