「何ぼけてんのん?もう焼けるで」 「あ、あぁ」 「私のタコ焼きは美味しいよ~」 それは知ってます。 もう十何年と食ってんだから。 「腹の子もタコ焼き好きだろうな」 「当たり前やん」 ニコッと笑いながら腹を擦るコイツは神々しいまでに輝いて見える。 「あ、熱っ!」 「火傷せんといてや」 俺はもうお前に火傷してるって。 *END* 【800文字で三題噺:タコ焼き·神々しい·口笛】