「じゃあね、ばいばい」 「気をつけて帰れよ」 「そっちこそ残業頑張って」 「あぁ。あ、明日の晩は空けとけよ」 「えっ?」 「お前の誕生日」 「覚えててくれたんだ」 「当たり前だ。だから今日頑張ってんだ」 「うん。ありがとう」 ニコッと微笑み俺の頬にキスをして社を出た君。 それから数分後、君が車に跳ねられたと。 急いで病院に行った時には君は生死の境をさ迷っていた。 幸い命は取り止めたが意識は戻らず眠り姫に。