「さ、じゃあ二人は役所に行って出してきて」
「いくらなんでも6人で行ったら派手すぎるでしょ」
いや、だから今でも充分注目集めてるような気がしますって。
でもヒロも乃亜ちゃんも知らんぷりしてる。
もう慣れっこになってるのね。
「薫子、行こうか」
「うん。じゃあ行って来る」
駆一郎が婚姻届を封筒に入れ内ポケットに。
「頑張ってね」
だから役所に提出するだけだから何も頑張ることはないよ棗ちゃん。
って言おうとしたんだけどニコニコ笑ってるから、ま、いいか。
「うん、頑張ってくる」
駆一郎はクスクス笑ってるし。
礼音君は
「ほんま すんません」
謝ってる。
うふっ!
本当に礼音君、苦労するなぁ。



