その子は足を止め 「ううん。僕、此所にこれてよかったよ 。ゲームをしなくても外で友達と遊べる んだもん。町に住んでた時は危ないからって家でしか遊べなかった」 「へぇ~」 私には考えられないことばかりだった。 確かにたまにはゲームもするけどそれは雨の日とか夜ご飯を食べて寝るまでにち ょっとするくらいだったから。 でも此所に住んで喜んでくれてるのは何だか嬉しい。