「あの」 「はい?」 俺は恥を忍んで 「この迷路の出口って何処かな?恥ずかしいんだけど迷子になったみたいで」 「すみません。私も…迷子です」 「えっ?」 俺達は顔を見合せて 「ハハハ…「フフフ…」」 笑い出した。 「じゃあ一緒に探そうか?」 「はい。助かりました」 俺達は出口目指して歩き出す。