花火大会本番
やはりTシャツとジーンズにスニーカーで来たお前は可愛い少年にしか見えなくて。
俺等が打ち上げる花火を目をキラキラ輝かせ、フッ ついでに口もポカーンとあけ見ていた。
そのお前があまりにも可愛くて俺は…
花火が終わり別れる時に
「来年も此処から見せてやる」
と言えば嬉しそうに
「いいの?」と。
仲間に呼ばれて戻る時に
「来年は彼女を連れて来いよ」
フッ
一瞬俺の目に映ったお前はこれ以上大きくは出来ないくらいに目を見開いて
そして笑い声が。
俺が男だと思ったと信じたようだ。
ハハハ…
マジに可愛い奴。
その時に決めたんだ。
来年の花火大会でお前に逢えたら…



